振り飛車の戦法をまとめたページです、定跡が知りたい方は戦法名をクリックしていただくとその戦法のページに飛べます(随時更新中
振り飛車は大きく分けて4つ飛車を振る場所があり、それぞれ大きく指し方が変わります。性質も違うので自分に合うものを探して見てください。
中飛車
中飛車、特にゴキゲン中飛車と言われる戦型は現代振り飛車のエース戦法でアマチュア、プロとはず大人気です。初心者が振り飛車を始めたいなら今一番おすすめです。
ゴキゲン中飛車
後手番の振り飛車のエースです。角道も開けたままここから5五歩と位を取ったり、自分から攻めていけるため、攻め好きの方におすすめです。
ノーマル中飛車
今ではマイナーな戦法になりつつあります。ここから自分から攻めない、専守防衛の戦法「風車」など面白い作戦がある。ただ金銀が分裂しやすく玉の守りが薄いので現在は居飛車穴熊の猛威により衰退気味です。
四間飛車
四間飛車は振り飛車の王道です。バランスに優れており、振り飛車のカウンターとはどういったものかを学ぶのに最適です。
ノーマル四間飛車
現存する最古の将棋でもこの戦法が指されていました。アマチュア人気が高く、根強い人気があります。プロでも藤井猛九段などが得意としています。
角交換四間飛車
角交換四間飛車の大きな特徴として振り飛車の天敵、穴熊に組まれづらく、自分は堅陣の美濃囲いに組めるということ。また角交換をして飛車を振れば自分の土俵に無理やり引きずりこむことも出来ます。
三間飛車
石田流三間飛車の早石田と呼ばれる三間飛車の戦型が一時期プロの間で勝率7割まであったことがあった。破壊力抜群で攻め好き御用達の戦法。
石田流三間飛車
上の図が石田流です。ここから▲7四歩と猛攻を仕掛ける新石田流、▲4八玉から玉を囲いに行く升田式石田流など柔軟な指し方が可能です。プロでも第一線で活躍するエース戦法。
ノーマル三間飛車
プロでは一部の振り飛車党に指されている印象。穴熊対策が豊富で柔軟な対応が可能。近年はトマホークなどの穴熊を狙い撃ちする戦法で注目されています。
向かい飛車
相手が8五歩と伸ばしてくれないと争点ができないので伸ばしてくれないときはほかの振り飛車を使いましょう。いつでも仕掛けることが出来るので居飛車穴熊を牽制出来ます。向かい飛車はメインで使うというより他の振り飛車のサブとして覚えておきたいです。
相振り飛車
お互いが飛車を振り合う将棋です。
先手の振り飛車に対して、後手も振り飛車を志向した場合相振り飛車となります。相居飛車のような縦の戦いになるため、通常の対抗系とは少し違う感覚になります。
上図は相振り飛車でもっともオーソドックスな形。先手で飛車を振ろうと角道を閉じて相手も後手も振り飛車党だとこの形が一番多いです。
館長コメント
以上で振り飛車の戦法を書きましたが、ここから各戦法ごとに定跡を書いていきたいとおもいます。時間はかなりかかると思いますが、コツコツやっていきたいと思います。まずは初心者向け、中級者向け、上級者向けの順番で内容を充実させていきたいと思います。