将棋大図書館

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書評「美濃崩し200」

美濃囲いの弱点がすべてここにあるといっても過言ではない。

囲い崩し本の中でも評価が高く、バイブルになること間違いなしです。

対象者

級位者~有段者

内容

第一章 片美濃崩し

第二章 本美濃崩し

第三章 高美濃崩し

第四章 銀冠崩し

第五章 木村美濃・金美濃崩し

第六章 トドメのテクニック

第七章 定跡テクニック

補足として第六章では相手玉だけでなく自玉の危険度も見ながら攻める実践的な形での問題。第七章は定跡を見ながら、美濃囲いを崩すまでの中盤から終盤を丁寧に解説しつつ将棋の感覚も学べるようになっている。

グッときたポイント

美濃囲いの崩し方を種類別にまとめており非常にわかりやすい。

横、縦、端、斜めからの攻め別に簡単な問題から応用に移っていくスタイルできちんと級位者のことを考えて作っているのも高ポイント。

例えば下図、横系の攻めの初歩の問題。

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片美濃に対する横からの攻めの基本の形。▲6二銀が手筋の捨て駒で取れば▲7一角からの寄りを見ています。横からの攻めはこれが基本で、この形から様々な応用の形へとステップアップしていきます。

 

ではもう一つ

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さきほどの応用の形です。△6一金が離れれば▲7一角を打てることが先ほどの問題で理解していれば最善手が分かるはずです。▲5二歩の垂れ歩が最善手で取れば▲7一角があります。このように少しずつ難易度アップしていく感じなので効率よく学んでいけますね。

まとめ

この本を読むことで縦、横、斜め、端からの様々な攻め筋を覚えることが出来るのできます。

簡単な例を示すとが2枚と桂馬があるから端攻め、角と桂馬があるから斜めから攻めるなどのように実践でもすぐに活用でき、終盤力の向上にめちゃくちゃ効果的です。

また、美濃崩しという名前から居飛車党のための本と思われがちですが、私は振り飛車党こそが読むべき本だと思います。美濃囲いは振り飛車の相棒であり、美濃囲いの弱点を知ることで事前に受けるなど、ワンランク上の終盤力、受けのテクニックを手に入れることが出来ると思います。

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